平素は、弊社ウェブサイトをご利用いただき、誠にありがとうございます。
メンテナンス作業のため、以下の日程で会員サービスを一時停止しております。
■サービス停止日時:4月7日(水)16:00 ~ 4月8日(木)11:00
停止中は、新規会員登録・会員ログイン・アイデア投稿・コメント投稿がご利用いただけません。
また、作業の進行状況によって停止期間が前後する可能性がございます。
ご迷惑をお掛けいたしますが何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
天然の木材から加工する本格的なDIYをするなら木材の表面を削って滑らかにする大工道具である鉋(カンナ)は必須。
シンプルですが奥深い「カンナ」の構造や刃の調整について、簡単に解説をしていきます。
「カンナ」は木材を削るための木工用の工具です。
木材の表面を削ることで凸凹をなくし、平らで滑らかに仕上げることができます。
一般的に「カンナ」と言えば、「平カンナ」のことを指すでしょう。
この平カンナを題材に解説を進めていきます。
平カンナは二枚刃と一枚刃のものがあり、今回は二枚刃について説明しています。
カナヅチなどでカンナ身の頭を叩いて刃を出します。
刃の出具合は、鉋台を裏返して台じりの方向から見て確認をします。
刃の確認は背景が無地、または白色の場所の方が確認しやすいです。
カンナを裏返した状態で調整していきます。
右側が出すぎた場合
⇒ カンナ身の右側を叩いて引っ込める
左側が出過ぎた場合
⇒ カンナ身の左側を叩いて引っ込める
カンナ身の甲を人差し指で軽く押さえながら、台がしらを交互に叩いて刃を戻します。
※強く叩きすぎないよう注意してください。
鉋台が割れてしまう可能性があります。
裏金には、木材を逆目で削らなければならないときに、逆目を止める役割があります。
裏金を軽く叩き、カンナ身の刃先の先端に裏金の刃先を近づけていきます。
裏金の刃先はカンナ身の刃先より飛び出ないように、
0.05mm程後ろに調整します。
刃先を合わせすぎると削れないので、刃の調整はしっかり行いましょう。
1. 削り始めの部分にカンナの刃先を当てます。
2. 利き手で砲台を握り、木材に対して垂直方向へ押さえる力を込めます。
3. 下っ腹に力を込めて、腰をほどよく落とし、最後まで力をかけてゆっくり手前に引ききります。
最後の部分は端面が斜めにならないように水平に引ききってください。
木材には順目と逆目があります。
逆目で削ると、刃が木材に引っかかりやすくなってしまいます。
木材の順目と逆目を確認して、上手く木材を削りましょう。
(どうしても木材を逆目で削らなければならないときは、上記の「② 裏金の調整」をしっかり行いましょう)
カンナには様々な種類がありますが、目的によって使用するカンナは変わってきます。
主に以下の種類のカンナがあります。
◆ 平カンナ
種 類 | 特徴・用途 |
---|---|
長台カンナ |
・特に正確な平面削りに使われる。 ・1枚刃と2枚刃がある。 |
台直しカンナ(立カンナ) |
・カンナ台の下端調整(台直し)、紫檀、黒檀、銘木などの硬木削りに使われる。 ・カンナ刃が下端に対して直角または 100度くらいに仕込まれている。 |
◆ 面カンナ
種 類 | 特徴・用途 |
---|---|
丸カンナ |
・凹または凸の湾曲面削りに使われる。 ・外丸カンナと内丸カンナとに分かれている。 |
反り台カンナ |
・大きな湾曲面部分の削り仕上げに使われる。 ・下端の湾曲の程度はいろいろある。 |
◆ さくりカンナ
種 類 | 特徴・用途 |
---|---|
際(きわ)カンナ |
・入隅(箱の隅のように引っ込んだ隅角)の際削り、刻柱の仕上げ、胴付の木口、木端蟻ホゾの際削りに使われる。 ・右勝手、左勝手、1枚と2枚刃がある。 |
脇取りカンナ |
・溝の側面(脇)削り、蟻溝の入隅、蟻ホゾの脇削りに使われる。 ・下端に多少幅がある。 ・右勝手、左勝手がある。 |
会員登録(無料)が必要です